citta' di colore

“The Power of Landscape & Color”

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“no rain, no rainbow”

12年前は、東京に、居た。
東京で、サラリーマンをやってた。
入社して、4年目。

そんな時、“それ”がやって来た。



年初めには、心が揺れていた。

1ヶ月前に見ていたドラマ「29歳のクリスマス」。
最終話のタイトル「誰のものでもない、私の人生」に惹かれ、
その内容にも、心奪われる。
そして、“それ”がやって来て、
転職を決意する。



春には、感謝していた。

同じ会社の親友から、BON JOVIのコンサートに誘われた。
招待券が2枚手に入ったからと、声をかけてくれた。
そのコンサートの直前に、カミング・アウトされた。
“それ”がやって来て、故郷が悲鳴を上げているから、
Uターンして、故郷を助けたいと。

驚いた。
僕の転職と同じ志だったから。
そして、僕も打ち明けた。
親友も驚いていた。

入社をしてから丸3年間、親友とのコンサート通いも、
その日で最後となる。
「NEVER SAY GOODBYE」。
ラヴソングが多いBON JOVIのバラードの中で、
珍しく男同士の友情をテーマにした曲。
地味な曲だから、当時のコンサートでは演奏しなくなっていたけど、
“今日だけは生で聞きたい”と、願ってた。
そして、
願いが叶う。
二人とも、涙流してた。

BON JOVIに、感謝した。
今まで仲良くしてくれた親友にも、感謝した。
こういう運命にも、感謝した。



秋には、関西に行った。

転職することを、ゼミの教授に報告した。
とても喜んでくれた。
転職が無事にできたら、再度街づくりの勉強をさせて欲しいとお願いした。
快く、了承してもらった。

学生時代の友人にも、報告した。
勇気付けられた。
神戸や芦屋に車で連れて行ってくれた。
被災の状況に、表情が曇った。
そして、“決意”を固くした。




阪神・淡路大震災が発生してから、
昨日で12年を迎えました。
僕にとって95年は、人生の中で、
とても印象深い1年となりました。
そして、この1年のスタートが、阪神・淡路大震災だったのです…
ですから、この日を迎えるたびに、
転職した当時の“初心”を、思い出すようにしています。

被害に遭われた方にしてみれば、
こんなに忌々しい出来事は、ないでしょう。
僕の関係者には、奇跡的に被害がありませんでした。
でも、あの当時、新聞に掲載される犠牲者リストを毎朝チェックすることが、
しばらくの間、日課となっていたことを、
今でも思い出します。

犠牲となったことを“運命”と片付けることは、簡単。
しかしながら、運命であろうとなかろうと、
犠牲となったことは事実であり、現実。
今生きている者は、この現実を受け入れて生きていかなければなりません。
その他の災害や、事故、事件、病気なども一緒。

身近であった人が、目の前から“突然”居なくなったら…
思いっきり泣き、思いっきり悲しみ、思いっきり落胆し…
そして、その後には、きっと…



“no rain, no rainbow”は、ハワイの古い諺だそうです。

“雨なくして、虹はなし”


街づくり・景観 | comments(6) | trackbacks(0)

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COMMENTS

Posted by ofuu  at 2007/01/18 6:55 PM
らすからさん、有難うございます。
“no rain, no rainbow”、心に沁みました。
雨ゆえに見えてきた虹もありますが・・まだすぐにボヤけます。

転職のこと、大震災のこと、色々思いは溢れてきますが
今回は言葉にならないみたいで、すみません。
Posted by らすから/管理人  at 2007/01/18 11:22 PM
ofuuさん。

雨って、なかなか好きになれないですね。
せっかくの景観も、天気が雨であれば、台無し。
ついつい、愚痴をこぼしてしまいがち…

でも、この景観は、雨の恵みによるもの。
雨が降らなきゃ、景観は素敵にならない。
そもそも、雨が降らなきゃ、食物が育たず、生きていけない。

人間って、なんて自分勝手な生き物なんでしょう?(笑)

認めたくないですけど、
人の死が人を育てることって、多いですね…
身近な人がいなくなって初めて、気がつくことが、
なんと多いことか…

これは、他人の死によるもの。
身近な人がいなくならなきゃ気づかないことも、
“残念ながら”いっぱいある。


“あるがままに生きる”

これは、現実を受け入れることから始まります。
現実を受け入れることができれば、
とっても素敵な虹を見ることができる、はず…(笑)

Posted by ofuu  at 2007/01/19 5:46 PM
> 雨って、なかなか好きになれないですね。
私、小雨なら割と好きですよ(笑)
特にこれから春になって沈丁花が咲き出すと
雨の日の方が香りがするんです。
周囲の音を消してくれて気持ちも静かになったり・・
優しい雨も時にはあるんですよね。

もちろん、それは私が無理に出かけなくても良い、
呑気な生活をしているからですね。
それに、同じ雨でも降り続いたりたくさん降ったりすれば
嫌いなのですから、ほんとに自分勝手な話なのですけど(苦笑)

らすからさんの優しさのお陰で少し青空が見えた気がします。
ほんとに有難うございました。
Posted by らすから/管理人  at 2007/01/20 12:01 AM
田舎の一軒家などで室内にいる時の雨は、好きですね。
確かに、周囲の音を消してくれて、静寂さが漂います。
ひたすら、雨の音だけが、聞こえてくるような…

雨と言えば、僕が好きな沢木耕太郎氏のエッセイ「彼らの流儀」に、ある傘作りの人の話が載っていました。
その人は、雨自体は好きではないのですが、
雨が降ってほしいと願うそうです。
それは、傘が売れるからではありません(苦笑)。
傘自体が好きなのだそうです。
だから、傘がいっぱい開く雨の日が、好きなのだそうです。

“no rain, no umbrella”、ですね(笑)。

そう言えば、
僕が好きなバラード曲の一つに、マドンナの「rain」があります。
この曲のビデオクリップには、
坂本龍一氏も登場しているんですよ。
とても幻想的な曲で、お気に入りです。
ちなみに、この曲が収録されたバラードのベスト盤
『SOMETHING TO REMEMBER』は、95年の発売でした。
「rain」の曲自体は、93年に発売となってはいますが、
僕が知ったのは、このベスト盤なのです。

色々、“繋がり”がありますね(笑)。
Posted by jurist  at 2007/01/20 12:38 PM
らすからさん、こんにちは。しばしご無沙汰でした。

震災の時、私は前日まで神戸の友人宅を訪ねていました。
友人は「もう一日いれば?」と言ってくれましたが、仕事が
たまっていたので、後ろ髪を引かれる思いで帰りました。
翌日は驚き、震えました。(幸いに友人は無事でした)

そのBON JOVIのコンサート、私も同じ会場にいました。
確か料金が震災チャリティーで200円割り増しになっていた
記憶があります。3時間以上の公演で、脚が棒になったのを
思い出しました。個人的には「Bed of Roses」を演奏して
くれたのが思い出深いです。
あ、ここで買ったばかりの名刺入れを落として、翌日取りに
行ったことを思い出しました・・・・。
Posted by らすから/管理人  at 2007/01/20 10:17 PM
juristさん、こんばんわ。

偶然とはいえ、凄い話ですね。
その当時に神戸にいらっしゃれば、
交通事情を考えると、すぐに自宅には帰れなかったでしょう。

東京ドーム、ですね。
チャリティー料金というのは、知りませんでした。
僕が貰った招待券は、大手の広告代理店経由だったようで、
アリーナ席で、前から10列目ぐらいでした。
VIP扱いのような席でしたね。

BON JOVIはヒット曲が多いので、
どうしてもコンサート時間は、長くなりますね。
でも、僕としては、このコンサートだけは、
もっともっと長くやってほしいと願うものでしたので、
アンコールが何回も続いた時は、
とても嬉しかった思い出しかありません。

今でも大変印象深い、コンサートの一つです。

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